HEMIエンジンとは?

アメリカ社関連のサイトや雑誌などを見ているとちょくちょく出てくる文言に「HEMIエンジン」というものが出てきます。
どうやら高性能エンジンの構造を表しているようなので、きっととても斬新で先進的な技術などだろうと思っている方も多いかと思いますが、実は現在の自動車のほとんどには、このHEMIエンジンよりももっとすぐれたエンジンが搭載されているので大したことではないのです。
ではHEMIって何でしょう?
HEMIは、「半球状」という「Hemispherical」の言葉をもじったもので、簡単にいえばエンジンの燃焼室の形状が半球状になっているということを表しているのです。
昔のエンジンはOHVが一般的で、吸気バルブ・排気バルブ共に燃焼室に並んでつけられるというのが普通でした。
それによって燃焼室の形状は、丸い缶のふたを伏せたような円柱状や楕円形となること多かったのです。
その円柱状の燃焼室には、中央にスパークプラグがおかれ、そこからシリンダー内の混合気に点火されるわけですが、形状がいびつなため均一な燃焼状態を作ることができませんでした。
そこで考えられたのが、燃焼室を半球状にして、バルブも角度をつけて配置したHEMIエンジンで、これによって今までカウンタフローだったものをクロスフローにすることができたのです。
この改良によって燃焼状態を良いものにし、吸気・排気効率を高めることができ、結果的にクライスラーにハイパワーエンジンを生み出すことになったのです。
しかし、それは昔の話、今ではもっと進化したペントルーフ形状を持ったエンジンが当たり前のように作られているので、このここ最近売られているHEMIエンジン搭載モデルははっきり言って時代遅れです。
これにはアメリカの自動車メーカーが如何にエンジンに対して興味がないということがわかる事実でもあります。
今でもアメリカを代表するオートバイはOHVですし、高性能エンジン搭載などとうたっているスポーツモデルにもSOHCが搭載されているのが当然のようにまかり通っているのです。
DOHCが当たり前の国産車や欧州車と比べるとアメリカの作るエンジンはかなり遅れているといってもいいでしょう。
結局そういった小細工ができないから、5リッターや6リッターもの排気量でカバーするしかないのです。

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